新年のご挨拶



 謹んで新春のお慶びを申し上げます。一般社団法人2018年度理事長を拝命いたしました江口健太郎と申します。一年間よろしくお願い申し上げます。
 本年の長岡青年会議所のスローガンとして、情熱剛健 ~革新の決意と沸き上がる想いが紡ぎ出す 希望に満ち溢れた長岡の実現~を掲げさせていただきました。本年はメンバー一人ひとりが革新の想いを議論し、ぶつけ合い、熱い情熱をもって希望に満ち溢れる長岡を目指し、組織として強くしなやかな行動力に繋げる所存です。私達長岡青年会議所は、これからも地域に無くてはならない可能性の満ち溢れた組織として存在し続け、感謝の心を忘れずに、まっすぐに歩み続けてまいりますことを皆様にお誓い申し上げると共に、皆様のご多幸とご健勝を心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。


一般社団法人長岡青年会議所 2018年度理事長所信
理事長 江口 健太郎


情熱剛健
革新の決意と沸き上がる想いが紡ぎ出す
希望に満ち溢れた長岡の実現

私達の歩みは連綿とした人々の想いの連鎖から生み出されてきた。未来へと想いを託し
た先人達の溢れる想いが道を創り、現在へと繋がっている。同じ時代を託された今を生きる仲間と共に歩み続け、未来へ向けて、これからも道を創り続けよう。

 2004年10月23日新潟県中越地震の発災時、私は東京にいた。故郷の状況と故郷の人達の顔を思い浮かべ、不安と祈りで胸をいっぱいにしながらテレビから流れる情報を夜通し見つめていた。何も出来ないでいた自分に憤りを覚え、愛する故郷のために考えることがあった。この時、私は東京での生活に別れを告げ、故郷へ帰る決心をした。程なくして長岡青年会議所に出会った。夢中で走り続け、多くの涙を流してきた。気付けば先輩の皆様や仲間達から多くの想いをいただき、多くの繋がりができていた。私達は想いという名のバトンを繋いでいる。愛して止まないこの組織は、地域と共に、これから先も想いを繋いでいく。

はじめに
 1949年、明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志により日本の青年会議所運動は始まりました。長岡青年会議所は1954年9月5日に日本全国で64番目に創立し、今日までの60余年に渡り、地域と共に歩み続けてまいりました。先輩諸兄の皆様、地域社会の皆様、関係諸団体の皆様との繋がりは私達にとって欠かすことのできない宝です。長岡青年会議所は、これからも感謝と熱い想いを胸に活動し続け、明るい豊かな社会の実現を目指して運動を展開してまいります。
物事の価値観がスピードを上げて変化していく世界情勢の中において、国家という単位
においても未来への不安感からグローバリズムとナショナリズムのせめぎ合いが続いてい
ます。我が国日本においては、今やその序章が始まっている将来の人口減少社会、超高齢化社会は労働人口の減少や移民の問題として目の前に現れ、社会の構造に変化をもたらし、未来へ向けた不安要素の一つとなっています。未来へ向けた漠然とした不安感は、私達の持続可能な成長へと大きな影を落とし、人々の意識に深く根を下ろしています。このような時代背景の中で、明るい豊かな社会の実現を目指し、運動を展開する私達青年会議所に求められることがあります。地域の未来をより良いものへとするために走り続けた先人達がしてきたように、私達は覚悟をもって意識を変革し続け、想いを繋ぎ、世の中にプラスの循環を生み出す運動を展開していかなければならないのです。

長岡の歴史から後世のために
 私達が享受している平和は世界の均衡の上に成り立っています。当たり前のことに思っ
ていた明るい明日が一瞬にして異なった明日へと変わってしまうことがあります。今日の
長岡と人々の営みは、先人達の未来への温かな想いと弛まぬ努力によって形作られてきま
した。人類は経験から学び、教訓を後世に伝えることで、進歩してきました。長岡には戦災に見舞われた史実があります。昭和20年の戦争終結から戦後73年を経て、1945年8月1日の空襲を体験した世代の皆様から、これからの時代を生きる私達に使命が渡されようとしています。今の時代を生きる私達は、私達自身の想いを積み重ね、次世代へと継承していかなければなりません。これまで長岡青年会議所は市民の皆様、関係諸団体の皆様と共に、柿川灯籠流しを執り行ってまいりました。戦災という悲しい史実から力強く立ち上がり、平和への祈りと共に今日まで発展を遂げてきた長岡であるからこそ、世界を恒久平和へと導いていかなければならないのです。戦災に見舞われた方々への慰霊の想いと世界の恒久平和への祈りを込め、郷土愛と共に人から人へと想いを繋げ、先人達の想いと願いを後世へと継承してまいります。

歴史的、地域的契機を繋がりへ
 2018年の長岡には長岡藩開府400周年、戊辰戦争、明治維新から150年といった歴史的な契機があります。これまでの歴史とこれから先の100年へと目を向け、未来へ向けた新たな歩みを踏み出してまいります。また、青年会議所の2018年度としては、新潟ブロック内からの日本青年会議所会頭の輩出、5年に一度の地区フォーラムの新潟ブロック内での開催といった地域的な契機があります。私達には多くの繋がりがあります。県内21LOMはもちろんのこと、北陸信越地区、日本といった全国各地の同志達、日頃から温かく見守っていただいている多くの先輩の皆様との繋がりを大切にしてまいりたいと考えております。2018年の歴史的な契機と地域的な契機を最大限に活用し、私達は行政、民間との連携を強固なものとしながら、志有る架け橋として、未来へ向けたまちづくり、ひとづくり活動を行ってまいります。可能性を秘めながら潜在的価値を残す関係性に光を当てて輝きをもたらし、これから先へと向かうための新たな関係構築を行い、未来へ向けた発信を行うことで、地域の垣根を超越した可能性に満ち溢れた連携を実現してまいります。

地域の活力として
 古来より日本人は祭りを執り行ってまいりました。祭典は其々の地域に根付いた地域の
歴史や文化、風習の表れであり、8月1日の在り方について議論がなされる今日、その成り立ちの原点を見つめながら、長岡の誇りであり、地域の活性に欠かすことができない長岡まつりへ、長岡青年会議所として積極的に参画を行ってまいります。現在を未来へ繋げ、地域を盛り上げ、創り上げていくことができるのは、今を生きている私達です。市民協働の息吹く長岡として、地域内外を含めた、さらなる交流人口の拡大を行いながら、地域を巻き込み長岡を盛り上げてまいります。人と人とは繋がり合うことができます。それぞれが力を発揮して、調和がとれている状況を創り出してまいりたいと思います。日本には世界に誇る「和」の精神があります。私達は同じ時代、同じ地域に生きている運命共同体です。運命共同体としての私達の個を超えたところにある垣根を越えた一体感を醸成し、日本人として大切にしてきた「和」を基調とした活力に溢れる長岡を創り出してまいります。

長岡の未来を創り出すために
 激動の世界情勢、日本の社会構造の変化の中で、浮き沈みの激しい時代が来ています。2040年までに人口減少により将来消滅する可能性のある消滅可能性都市が全国の約半数と言われる中で、長岡が埋没せずに新潟県の中で、日本の中で輝き続けるためにも、未来を見据えて活動をしていかなければなりません。そのためにもこれまで培われてきた計画力に未来を切り拓ける戦略の力を強め、私達の持つネットワークを活かしながら、主体性をもって、未来へ向けた地方創生の施策を実行してまいります。地方創生を進めていく中で、歴史や文化、風土、そこに住まう人々やその土地の独自性を発揮していくことが、これからの長岡を創り上げていく道に繋がると考えております。
 2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定となっております。
平和の祭典へと向かうこの機会を共生社会の推進への契機、理想を掲げ、明日に希望を抱き、夢を叶えて行く契機としてまいりたいと思います。私達には地域をより良くしていかなければならない使命があります。何気ない一つひとつのことからプラスの循環を作り出していかなければなりませんし、また、それができる組織でなければなりません。希望は未来へと受け継ぐものです。人は想いを馳せ、未来を夢見ることができます。長岡に生きる私達自身が、地域の発展に向けて、関係諸団体の皆様との連携を深めながら、誰もが希望に満ち溢れた長岡を創り上げてまいります。

強靭な組織として
 情報が氾濫する現代社会において、人と人の関わり方や物事の進め方が変化を続けてい
ます。しかし、如何なる時代においても本質は変わりません。互いが伝え合うことから理解へと進めていかなければならないのです。長岡青年会議所にはこれまで培われてきた伝統と革新への積み重ねがあります。引き継ぐべきものは引き継ぎ、時代の変化と共に変革を遂げてきた結果として今日の会議所としての在り方があります。これまでの慣習や習慣に囚われず、より良い方向へ向かって研鑽を続けることが、この組織としての矜持であり、それこそが時代の変化の中にあっても柔軟に対応できる、地域にとって必要な団体であり続ける組織であると考えています。今ここにあるものを見つめ、人と人との関係性を構築し、チームとしての固い結束を基に、熱い情熱を胸に議論を重ね、意見交換を続けることで、長岡青年会議所は地域に輝く強靭な組織であり続けます。

長岡青年会議所の会員として
 長岡青年会議所は地域のリーダーとして社会に貢献できる人財を輩出し続けてまいりま
した。私達は一人ひとりが企業、家庭、地域社会のリーダーであり、未来へ向けて先駆けて進んでいく先陣です。私達は青年経済人として、活動意義を確固たるものとして持ちながら、其々が地域のリーダーとして襟を正し続けていかなくてはなりません。
長岡人として、「常在戦場」や「米百俵の精神」に代表される長岡に伝わる様々な精神は
私達の中に確実に息づいています。そして、その精神は実際に発揮することで生きてきます。
 長岡に今もなお残る「互尊独尊」の精神のように、私達は互いを認め合い、高め合わなければなりません。この組織には世界中に志を同じくする多くの仲間がいます。互いに刺激を得ながら多くの成長と学びを得る機会があります。国際的な感覚や多方面から物事を見る感性はこれから先の時代に必要不可欠なものです。私達は貪欲に自分のためではない自己の成長を求め続け、如何なる場面に遭遇しても立ち向かうことができる核となるものを形作ります。JCは単年度制ではありますが、私達の運動は一貫して未来を見据え絶えず続いてきました。これまで脈々と続いてきた歩みを決して止めてはなりません。私達一人ひとりが魅力溢れるリーダーとして、時に固定概念から脱却し、前向きに意識を変革させ、成長を求めていかなければ、長岡の発展はありません。謙虚さの中にも自分の意思、意見を持ち、公のことを考えながら、未来に資することのできる強さを獲得しなければならないのです。苦しい時が訪れた時こそが、革新の時であり、大きく成長する好機なのです。長岡青年会議所はこれから先も目の前にある機会に積極的に挑戦し続け、関わるすべての人に良い影響を与えていける地域に必要不可欠な人財を輩出し続けてまいります。

メンバーへ向けて
 私達が日頃から活動を行うことができるのは家庭、会社、地域の存在があるからです。だからこそ私達は限られた時間の中でメリハリを持って活動をしていかなくてはなりません。そして、JCライフには始まりがあり、終わりがあります。卒業までの限られた時間の中ですべてのメンバーが色々な想いを抱えながら活動をしています。これから先も熱い想いが溢れ万感の涙を流す、そんな組織で在り続けてほしいと願っております。私達の活動のエネルギー源は人と人との繋がり、仲間としての絆です。会いたい人がいるから会いに行く、このシンプルではあるが、大切なことを忘れないで欲しい。素晴らしいメンバーの集ったこの長岡青年会議所は、一人ひとりの想いを無駄にしない想いの溢れる組織で在り続けなければならない。
 社会の中で一人ひとりの果たすべき役割が大きな時代において、近年メンバー自身が目
の前の活動に追われ、輝きを失いつつあるように思われる。私達すべてのメンバーは期待と不安を抱きながら、変革を求め、輝きに溢れて入会をしたはずです。私達は同じ時を生きる同志であり、人生のかけがえのない青年期を共に生きています。地域のリーダーとして存在しなければならない私達自身が、理想を掲げ、明日に希望を抱き、夢を叶えていかなければなりません。一人ではできないことも仲間がいるからこそ達成することができるのです。すべての機会に感謝することを忘れずに、可能性に溢れた私達自身が今一度魂を燃やし、前を向き、これまで以上に繋がり合うことで、必ずや未来へ資するムーブメントを起こすことができると確信している。家庭、会社、地域のためにも貪欲に成長を求めよう。自らを変えられないものに社会を変えられるはずはない。私達は明るい豊かな社会の創造に向けて、現代を託された青年なのだから。

想いの連鎖は新たな決意を生み出す
人と人とが繋がり合い、燃え上がる情熱に限界はない
決して消えることのない情熱の火が誰の胸にも灯った時
未来へと続く道は創られ、未来は希望で満ち溢れるだろう

強くしなやかな組織として
希望に満ち溢れた長岡として

結びに
 長岡青年会議所は創立からの歴史の中で地域と共に歩み続けてまいりました。青年会議
所は、若い感性で社会の諸問題を抽出し、他に先駆けて方向性を示し、失敗を恐れずに実行していく団体です。単年度制の枠組みにおいても、不連続の連続として私達は創始の精神をもって活動を行ってまいります。私達長岡青年会議所は、これからも地域に無くてはならない可能性の満ち溢れた組織として存在し続け、感謝の心を忘れずに、まっすぐに歩み続けていります。これからも市民の皆様、関係諸団体の皆様、先輩諸兄の皆様からの変わらぬご指導とご鞭撻を宜しくお願い致します。

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